御祭神・由来
御祭神 | 事代主命 ことしろぬしのみこと(ゑびす大神) |
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御神徳 | 商売繁盛 開運厄除 家内安全 など |
由来 |
「市宮(いちみや)さん」の名前で親しまれている市神神社は、
聖徳太子が自ら刻まれた事代主命(ゑびす大神)のご神像が祀られており、 陰陽師で名声を博し今も語り継がれている安倍晴明公のご縁を頂いている神社です。 古文書「八日市場市神之略本記」によれば、 由緒は「推古天皇元年(593年)聖徳太子が四天王寺を造営し給う時、 白鹿山の東の麓において幾千万の瓦を造らせ難波津に運ばせ給う。 且つ、筏川の北に民家数百戸を置き、 太子自ら事代主命(ゑびす大神)の神像を刻んで一祠壇に納め、 推古天皇九年(601年)三月八日、始めてこの地に市店をお開きになり、 士農工商、上下の別なく交易の道を教え給う。 その後、正歴の頃(990~995年頃)、安倍晴明がこの神像を拝し、 太子の遺志を継いで市店鎮護の行を奉られた。」と記されています。 八日市の名は、八日に市が開かれたことに由来すると云われる所以がここに見出せます。 主祭神である事代主命(ゑびす大神)は本殿に鎮座されていますが、 境内には金刀比羅神社、鎮宅霊符神社も祀られています。 ちなみに鎮宅霊符神は前述の安倍晴明公に由来の方除けの神として 開運厄除、病気平癒、家内安全、火災予防など古くから広く信仰されています。 ゑびす大神が主祭神であるところから近江七福神霊場のひとつに選ばれ 「市宮ゑびす」の名で呼ばれています。(資料提供:市神神社) |
主な祭典・行事 | 初恵比寿祭(1月10日) 額田王祭(5月3日) 恵比寿大祭(10月20日に近い日曜日) |
御朱印 |
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その他 |
【500体余りの恵比寿像】
崇敬者の各家庭に祀ってあった恵比寿像が500体余りも奉納され、 社務所には大小さまざまな福々しい恵比須顔が並んでおり、 宮司在勤時にご覧いただけます。
【万葉の神社】
額田王(ぬかたのおおきみ)の立像が拝殿に、 犬養孝先生の書による万葉歌碑が庭にあります。 天智天皇七年(668年)五月五日に天智天皇が蒲生野(現在の東近江のあたり)に遊猟し、 その時に額田王と大海人皇子が交わした歌が万葉集に残されたとされています。 (万葉の森船岡山や八日市駅に案内板があります。) 額田王の立像は、八日市の町衆が祭に出した曳山のシンボルで1600年頃に作られた木像。 彩色復元したところ学者や歌人の目にとまり「万葉の神社」として知られるようになり、 短歌献詠の額田王祭が五月に斎行されています。
【聖徳太子の足跡めぐり】
聖徳太子にまつわる伝承が日本一多いのは、近江なんです。 近江には、奈良県や大阪府をも超える200以上の聖徳太子に関する歴史文化遺産が伝えられています。 聖徳太子にまつわる伝承に触れ、 「この景色も聖徳太子が見たのかな?」 「聖徳太子ってこんな人?」と想像しながら、 聖徳太子の足跡をめぐってみませんか? 公式サイト:https://omi-st1400.com/ (資料提供:聖徳太子1400年悠久の近江魅力再発見委員会) 1.観音正寺 人魚の哀願により聖徳太子が開基した寺 近江八幡市安土町石寺2 2.百済寺 聖徳太子が創建した県内最古級の寺院 東近江市百済寺町436 3.瓦屋禅寺 大阪の四天王寺の瓦を焼くために建立 東近江市建部瓦屋寺町436 4.石馬寺 聖徳太子の馬が石になって沈んだ 東近江市石馬寺町823 5.市神神社 聖徳太子が彫ったゑびす大神像を祀る 東近江市八日市本町15-4 6.願成就寺 聖徳太子が近江に48寺建立の最後の寺 近江八幡市小船木町73-1 7.竜王観音禅寺 聖徳太子が一刀三礼で彫った十一面観音 竜王町小口848 8.正明寺 聖徳太子創建で本堂は京都御所より移築 日野町松尾560 9.太郎坊宮 聖徳太子が神様に祈りを捧げた霊山 東近江市小脇町2247 10.長命寺 聖徳太子がお告げを感じ観音像を刻んだ 近江八幡市長命寺町157 11.長光寺 聖徳太子のお妃を安産に導いた 近江八幡市長光寺町694 |
上記内容は掲載時のものです。詳しくは神社へお問い合わせ下さい。
お問い合わせ先
住所 | 滋賀県東近江市八日市本町15-4 |
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電話 | 0748-22-0819 |
ホームページ | なし |