御祭神・由来
御祭神 | 西本宮:大己貴神 おおなむちのかみ |
---|---|
御神徳 | 方除 |
由来 | 比叡山の麓に鎮座する日吉大社は、およそ2100年前の崇神天皇7年に創祀された、 |
主な祭典・行事 |
【山王祭(4月12日~15日)】
湖国三大祭の一つ。山王祭の全てを見るには7年かかると言われており、壮大さが伝わります。 延歴10年(791)桓武天皇が日吉社に2基の神輿をご寄進されて以来1200年以上続く祭りで、 西本宮・大己貴神と東本宮・大山咋神のご鎮座の由来をたどりながら、 天下泰平・五穀豊穣をお祈りします。 ■4月12日 午の神事 東本宮・大山咋神と妃神・鴨玉依姫神の結婚を再現する儀式。 暗闇の中、松明の灯りを頼りに2基の神輿が山頂の三宮と牛尾宮からふもとの東本宮まで降りてきます。 威勢の良いかけ声「ヨーイコラ」と共に急坂を降りてくる様子は大変勇壮です。 ■4月13日 ・献茶式 前夜の神輿2基と東本宮と樹下宮の計4基が宵宮場の大政所に集まり、 日本最古の茶園と伝えられる日吉茶園でとれたお茶を神輿に献じます。 ・花渡式 武者姿の稚児たちが参道を練り歩き、夜に出産を迎える神様にお祝いの花を供えます。 ・宵宮落とし神事 夕方、4基の神輿が激しく揺さぶられます。 これは鴨玉依姫神の陣痛の苦しみを表すと伝えられています。 大政所から鼠社まで担ぎ争い、その後は西本宮まで担がれ7基の神輿が一堂に揃います。 ■4月14日 ・例祭 天台宗総本山比叡山延暦寺より天台座主が参拝され、五色の奉幣、般若心経を奉納されます。 ・大榊還御 ・神輿神幸 西本宮・大己貴神は、天智天皇が大津京遷都の祭に奈良からお招きした神様で、お越しの際には琵琶湖を渡ってこられたそうです。 その事を再現するために7基の神輿は日吉大社を出て琵琶湖へ向かいます。 ・船渡御 いかだに乗った神輿は、唐崎神社沖で神事が行われ、日吉大社に戻ってきます。 ・神輿還御 ■4月15日 酉の神事 祭礼終了の御礼巡拝が行われ、4日間の盛大な祭りは終了します。 |
御朱印 |
総称の日吉大社・日吉大社金文字、 山王七社、山王七社権現名の御朱印があります。 |
その他 |
【神猿(まさる)】
古くから猿を神の使いと尊び、「魔が去る」「何よりも勝る」縁起のよい「神猿(まさる)」として神聖視し、 魔除け・厄除け・方除け・鬼門守護の象徴と仰いでいます。 『「見ず聞かず言わざる」三つのさるよりも思わざるこそ まさるなりけり』 「見ざる、言わざる、聞かざる」は日光東照宮・神厩舎にある彫刻が有名ですが、 この三猿の話はもともと、比叡山の中興の祖と言われいる良源の処世術から生まれたものです。 他人のいやなこと、不安なことに対して見ざる言わざる聞かざるが最も大切ですが、 さらに、それ以上に、いかり【忿(ふん)】、うらみ【恨(こん)】、ごまかし【覆(ふく)】、 なやみ・なやませること【悩(のう)】、ねたみ【嫉(しつ)】、ものおしみ【慳(けん)】、 だますこと【誑(おう)】、へつらい【諂(てん)】、 傷付けること【害(がい)】、おごり【驕(きょう)】といった悪い心を持たない、 「思わざる」ことが最も大切であると良源は諭しています。 |
上記内容は掲載時のものです。詳しくは神社へお問い合わせ下さい。
お問い合わせ先
住所 | 滋賀県大津市坂本5-1-1 |
---|---|
電話 | 077-578-0009 |
ホームページ |